卒業の思い出、集まりました!2025年4月5日自分史としつきカフェレポート「私の卒業・私の新生活」

2025年4月5日(土)10:00-12:00、シェアカフェ「ウナ・カメラ・リーベラ」で、「自分史としつきカフェ」を開催しました。

「ウナ・カメラ・リーベラ」とのコラボ開催です。

「自分史としつきカフェ」は、「ふりかえり、話す、書く、残す、楽しむ」が気軽に体験できる自分史ワークショップです。初心者歓迎、継続して参加すると理解が深まる内容です。

今回のテーマは、「私の卒業・私の新生活」

3月・4月といえば、卒業の季節、そして新生活がスタートするシーズンですね。

「卒業」あるいは「新生活」と聞いて、何を思い出しますか?

小学校、中学校、高校、大学などの「卒業」や、社会人など新しい環境で始める「新生活」。あるいは、「今まさに、新生活へ踏み出そうとしている人」もいるかもしれませんね。

これまでのことを思い出して、記憶を鮮やかに蘇らせたり、自分について新たな発見をするのは、自分史の大きな楽しみのひとつです。

参加者には、、「卒業」や「新生活」の思い出にまつわる写真やモノをご持参いただきました。

まずは、「何を持ってきましたか?」見せてもらいます。

次に、「なぜそれを選びましたか?」話してもらいます。

そして、「書いてみましょう」。

同じ言葉から考えたこと、思い出したこと、持ってきた写真やモノは、人によって違います。これがこのワークのおもしろいところです。

今回は、参加者3名みなさんが、記念写真が残りやすいタイミングである「卒業」の写真を持ち寄ることになりました。でも当然、その内容、選んだ理由は異なります。

そして、年代によっても「卒業」に対する感覚は異なります。

たとえば、子育てが終わる人も多い年代の方が思い出す「中学生」の卒業式は、はるか遠い昔。ところが写真を見て人に話すうちに、ぼんやりしていた記憶が鮮やかに蘇り、まるで昨日のことのように感情を込めて語られました。

一方で、社会人になって間もない世代には、一番近い卒業式は、ついこの間のことです。

また、同じ「卒業」でも、社会人になってから大学に進学した方の「卒業」のお話は、また違った感慨が伝わりました。

ちなみに、講師が今回「新生活」の思い出に持ってきたモノは、「新社会人になって初めての給料とボーナスが振り込まれた通帳」!

今では見られない古い縦型のタイプの通帳と、初任給の金額に、皆さん興味津々でした。

お話ししていただく「トークタイム」のあとが、いよいよ「ワーク」の時間です。

時間は25分。短いようですが、話すことで頭が整理されて、みなさん、集中して書かれていました。

終わったら、書いたこと、感じたことを発表していただきます(文章は読み上げません)。

世代も環境も違う方も、同じテーマで話をすることで、話がつながり、はずみます。

自分にとってはごく普通、あたりまえの体験や記憶も、初めての人が聞くと新鮮で、いろんな質問が出てきます。そのこと自体が、自分自身の新たな一面を感じさせてくれることも。

「思い出のモノや写真」を手にした姿をその場で撮影させていただき、その写真を表紙に貼りました。ご自身でプリントを用意してきてくださった方は、その思い出の写真をそのまま貼ることもできます。

できあがった文章は、大切な作品です。

参加者の声

  • 過去を思い出すことはこれまで避けがちだったのですが、ポジティブに書くなど良い方向に思いだすのであれば、できるかも! と思いました。他の皆さんと共有するのが楽しかったです。
  • 「卒業」と「新生活」というわずか数日と思える体験に、こんなに物語が詰まっているということを感じました。
  • 皆さんそれぞれの思い出のワンシーンに光があたって、キラキラ輝いて、みんなで共有してほんと楽しかったです。

ワークショップ参加者には、「作品の文章は、ぜひ仕上げて送ってください」とお伝えしています。あなたが書かれた文章のどんなところが他者にとって新鮮か、どんなところを書き足すともっと魅力的になるか。プロのライターがコメントをお送りします。

自分の体験や考え、文章が、どのように人に受け取られるか、どんなところに興味を持ってもらえるのか。伝わり、つながる楽しさを感じてもらうところまでを体験する「自分史ワーク」、ぜひ体験してください。


「自分史としつきカフェ」は、偶数月第一土曜日に開催しています。

次回の「自分史としつきカフェ」は、6月7日(土)に開催します。

要予約です。くわしくはこちらのブログで、改めてお知らせしますので、お待ちください。